難民はなぜ日本に逃れてくるの?どのように困っているの? ー認定NPO法人 難民支援協会(JAR)
2024-11-29 難民支援協会
こんにちは。日本に逃れる難民をしている、認定NPO法人 難民支援協会(JAR)です。
この日本にも、アジアや中東、アフリカなどの国々から難民が逃れてきていること、必死の思いでたどり着いた日本で支援がなく途方にくれている方々がいることをご存知でしょうか。
難民とは、紛争や人権侵害などから自分の命を守るためにやむを得ず母国を追われ、逃げざるを得ない人たちのことです。
迫害の理由や出身国は様々で、その背景には、民主化活動に参加したことや宗教上の改宗をしたこと、性的マイノリティであるなど、一人ひとり違った事情があります。
難民はなぜ日本に逃れてくるの?
日本をあえて選ぶというよりは、逃げる先を探すなかで、最初に日本のビザ(入国のための査証)が下りたからといった理由が多いです。
言葉の面などで不安があっても、他の国のビザを待つ余裕はなく、日本行きを決心します。難民として逃れるためのビザはなく、他国へ逃れるには観光やビジネスなどのビザを取得し、たどり着いた先で難民申請をします。
日本に来てから難民認定が他国で類を見ない厳しさである(参考)ことを知り愕然とする人もいます。
日本に逃れた難民は、どのようなことに困っているの?
東京都千代田区にある、認定NPO法人 難民支援協会の事務所には、難民の方々が連日相談に訪れています。
・日本で難民として認められるにはどうしたらよいのか・・
・日本に知り合いはおらず、頼れる先がない・・
・母国から持ってきたお金も底を尽いてしまった・・
・働くことは認められていない・・
母国で迫害や紛争から逃れた難民が、ここ日本でも困難な状況に置かれています。
難民支援協会は、どのような活動をしているの?
1999年に設立された認定NPO法人 難民支援協会は、
難民の尊厳と安心が守られ、ともに暮らせる社会 を目指し、
・日本に逃れてきた難民が厳しい状況を乗り越え、自らの力を活かして希望を持って生きられるよう、一人ひとりに向き合う支援
・日本で生きる難民を取り巻く制度や仕組みを改善し、難民への理解と共感が社会に広がるよう活動
をしています。
JARの詳しい活動は、次回のJARが発信するブログでお伝えします。次回をお楽しみに!
難民支援協会(JAR)ウェブサイト